こんにちは!ご無沙汰しております、やまびとです。お元気でお過ごしでしょうか〜。
本ブログ、これまで登山記録を主として活用してきたのですが、最近はとんとクライミングにハマっており、今後は外岩で登った課題やルートの記録もしていきたいなと思っています。
というわけで、メニューも改造しました↑
今後ともよろしくお願いします~
今回は、瑞牆カサメリ沢のモツランドにあるプラチナム5.11cについて書きたいと思います。
本格的にリードで岩場に通い始めたのは、まだ今月5月に入ってから。
それまで講習会の受講や他クライマーにくっついていっていって、合間に適当に登らせてもらってました。5.10台をトップで登るだけ、という感じです。
GWから本格的に週末岩場通いが始まって、徐々にリードもできるようになり、レッドポイントのグレードも上げられるようになってきました。
プラチナムの完登には2日、マスター掛けも含めて計4回のトライかかりました。
2日とはいえ初めて通って登った課題、初めて外岩で落ちた課題(今まで怖くて落ちれなかった)、そして初めての5.11cということで、いろいろ私にとって思い入れのあるルートです。

最終的にどう登ったか記録しておこうと思います〜
とにかくスタです
私はデッド系ムーブがまだ苦手で、特に外岩では怖いので全てスタになってしまいます。
それでもいくらかデッドを取り入れないと登れませんでした。
まず、2クリップ目までは大丈夫だと思います。(↓の下のヌンチャク)

クリップ後、覚悟を決めて一番下のガバ(2ピン目のすぐ左上のカット)に身を預けます。
そのすぐ上の大きく横にカットされたガバはもっとガバで、ここでマッチしたら、下のガバに左ヒール。(かけなくてもいいけど、かけると楽)
これで右上のガバカチをとったら、ヒールをきかせて3クリップ目下のガバに左手を送ります。
これを効かせてクリップ。レストします。
上体を上げて立って、右側に動きます。
カンテの奥の側面に、実は縦の結構いいサイドカチがあります。
それを引いてカンテヒールでバランスをとりながら左手を左上の小さい角の形状があるカチをクリンプ。
これはあんまり良くないですが、慣れると効くカチになります。

右手をハング下部側面のガバカチへ。
そして左足を右エッジに上げて右足をカンテにヒール。(ヒールの癖がある私)
左手を伸ばせば、左上のすごく薄いカチに届きます。
これを死ぬほどフルクリンプ。
体を引き上げてちょっとデッド的に右手を伸ばせば、4ピン目右のガバに届きます。
クリップ。レスト。
腕をシェイクしまくって呼吸を整えたら、左手を逆三角の形状に凹んでいるホールドへ。
右手は、ヌンチャクの裏に隠れている結構いいカチに送ります。
このカチ、ヌンチャクに隠れているので見落としやすいと思うのですが、使うと楽になります。
この時、カンテ高くに右足をヒールしていると、なお安定。
そのまま左上部のガバに手を伸ばします。
マッチ、ちょっとレスト。
足を上げて、右手はサイドを引き、左手を上のガバカチに。
このガバカチ思うほど効かないので、長く滞在すると吸われていきます。
すぐに右足を上の粒に上げて、踏み込んでデッド気味に右上ガバをとります。
ここまでくればもう終わりです。
左のガバにヒールして左手を上げてリップをとり、マントル返します。
私は使いませんでしたが、最後のガバのさらに右上にガバホールド(触っていないのでガバかわからないけど)があるようで、これ使って上がっている人もいました。
硬いソールがいる
このルートの核心は、3ピン目から4ピン目のガバ取りらしいのですが、私にとっては、最後のガバ取りでした。
なぜかというと、初日の2回目のトライで、粒がどうしても踏めなくてそこが突破できなかったからです。
その時履いていたのはファイブテンのアレオン。
初回トライでは難なく通り抜けたのに、午後遅くに再トライした時は何度踏んでもダメで、腕がパンプして何度も落ちました。
後日教えてもらったのは、柔らかいシューズのソールが、一度のトライで柔らかくなりすぎて、花崗岩の硬さに負けてしまっていた、ということ。
なぜ踏み込めなかったのか本当に不思議だったので、めちゃくちゃ合点がいきました。
それで次の週末は、スクワマを持参。スクワマも柔らかいですが、ステルスよりは硬いし、粒にも乗れる。
実際登ってみると、本当に楽勝でした。なんで乗れなかったのか不思議なくらい。
今までシューズが花崗岩に負けて登れない、という感覚を理解したことがなかったので、これは自分にとって大発見でした。
足の力が強い人はふにゃふにゃシューズでも踏めてしまうそうなので、私の足は弱かった、ということですね^^;。
早速ミウラー買おうと思ってます。
登った日は両日とも晴天、乾燥していて、とてもコンディションの良い日でした。
やや肌寒くて、登るには最高。
登れたのもうれしいけれど、なによりこのコの字に囲まれたモツランドの空間が気持ちよかったです。
ではまた次回〜