こんにちは〜やまびとです。
週末、ひさびさに登山に行ってきました。奥多摩の川苔山です。
登山は本当に久しぶりでやや不安でもあったのですが、登山から帰宅した時の倦怠感の気持ちよさ!やはり人間は歩かなくてはならない、と思い知りました。
コロナで通勤もなくなり、日々こもり気味な方には特にお薦めします。川苔山は駅からすぐにアクセスできてバス運休の心配もないし、ならだかな尾根や急登など様々な山な姿を堪能できて、リハビリ登山にぴったりです。
いつ | 2020年6月20日(土) |
どこ | 川苔山(1,363m) |
旅程 | 鳩ノ巣駅(09:25) ー 大根ノ山ノ神(10:20) ー 大ダワ(11:30) ー 川苔山頂(12:40) ー 山頂出発(13:20) ー 赤杭(あかぐな)尾根 ー 古里駅(15:40) |
装備 | 手袋 虫除け |
予算 | 電車代 |
通勤をしていた時分は、1日8000歩は確実に歩いていたのですが、在宅になってから散歩にも出ず、自宅近くのジムには通うものの、「歩く」ということを全くしなくなってしまった私。
昨年末に登山に行ったのが最後で、その時も体調不良で途中で断念したこともあり、登山当日はやや不安を抱えながら家を出ました。
ホリデー快速奥多摩号は、通常時に比べたらやはり登山客は少ない模様。県境移動自粛の解除もあったしこれから増えていくのかな。
緑濃い山々に囲まれて奥多摩に到着すると、すぐに各駅停車で引き返して鳩ノ巣駅へ。駅からはグループ1つと1~2組ほどの登山客が順次山を目指して出発。私もストレッチして靴紐をしばり、いざ出発。

鳩ノ巣駅の踏切から
歩き始めてすぐ、なんと、息が上がる。なんだか高山にいるみたいだ。どんだけ運動不足だったかとヘコみながらも、山道に入ると木陰になり、気持ち良い山の空気と柔らかい土の感触のせいか、ずいぶんと歩きやすくなりました。癒される。
緑の美味しい空気を口いっぱいに味わいながら、体が登山の感覚に急速に慣れていきます。最初は少し急いで上がると心臓がバクバクして心配になったのですが、半時間も登るとそれもなくなり、なんだか血管が浄化されている気分。ホンマカ
登山道分岐点の大根ノ山ノ神に来るあたりには、すっかり自信を回復していました。
ここから直接舟井戸へいく右側の登山道に入りたかったのですが、結局、杉ノ尾根を行ってしまいました。右側の登山道を選んだつもりだったけど、どこが入り口なんだろう?

杉ノ尾根から
なだらかな尾根には、柔らかく午前の陽が差し込んで、鳥のさえずりが。それも止むと、自分の足音と、涼しげなそよ風が絶え間なく木々の葉をゆらゆらと揺らすわずかな音だけが聞こえる静寂がおとずれます。忘れていた山が好きな感覚が蘇ってきます。
大ダワからは、急登になります。
手足を駆使して登りながら、舟井戸方面へ。グループに巻き込まれてしまい、振り切るために急登路を一気に上がりました。
木段が見えてくるともう直ぐ。
山頂への最後の半時間ほどは人が増えて、頻繁にすれ違ったり追い抜き追い抜かされたり、渋滞とまではいかないけれど、人気の山を思わせます。
山頂に出るころには空は雲が出てきていて、涼しくなりました。たたずんでいると汗が一気に冷えていくのを感じます。

川苔山山頂から
山頂付近は数十人が十分にランチを楽しめるだけの広さがあります。展望は西方面のみ。でも、山嶺が望めて満足。
やまびとも、早速敷物をひいて(やまびとの敷物はアライテントのテントシート。めちゃくちゃ優秀です)ガスバーナでお湯をわかします。

山コーヒー
めちゃくちゃ久しぶりの山ランチと山コーヒー。虫がたくさん飛んでいるので、虫除けスプレーを入念にしました。
山頂を十分に満喫して、下山は古里の方面へ。
眺望の良い尾根や、野草が高々とせまる細道、通行注意の狭い山道など、この登山道も面白い。
古里にたどり着いた頃には、すっかり足の裏が疲れてしまって、普段いかに歩いていないかを思い知らされました。でも、この疲労感やだるさも好き。行って良かった!
また山好きを自覚できたリハリビ登山でした。またこれからどんどん山に行かなくちゃ、と思えるようになりました。普段ももっと歩くように努力しようと思います。
最近歩き不足を感じている方、お薦めです。
ではまた次回〜