みなさん、こんにちは!やまびとです。
この度、登山靴を買い替えました!まだ山には履いて行っていないので、レビューではありませんが、今年の夏こそ穂高や八ヶ岳に行くぞ!という意気込みを込めて、やまびとの新登山靴のご紹介をしたいと思います。
その名も、ザンバランの
マリーGT 330(画像をクリックするとAmazonのサイトが開きます)
じゃじゃーん
キャラバンのお店で見かけて一目惚れしてからウン週間。
この美しい緑の革。形状。そして軽量さ。
オンラインリサーチを経て、試しばきをして即決購入しました!
オンラインで徹底リサーチしたのですが、新モデルとあってレビューはあんまりありません。英語ではいくつかありましたが、やはり靴は足との相性ですし、参考にはあんましならないですよね。
私は、最初に購入したハイカット登山靴にずいぶん泣かされてきましたので、その体験も踏まえて、なぜこの靴に決めたのかを書きたいと思います。
何度となく過去のブログ記事でもお話ししてきたのですが、最初のハイカット登山靴で、足が痛くて歩けなかったり、ハイカット部分の余計な力と重さで膝を故障して全治二週間の腸脛靱帯炎になったり・・・
結局、購入の目的だったマチュピチュへの3泊4日のインカ道トレッキングも、登山靴を新たに現地で購入せざるを得ませんでした。
その後もなんとか慣らそうと、インソールや形状強制など様々な試行錯誤するも、強靭に作られた登山靴に脚が負けて故障を繰り返すかたちに。
それから2年以上、靴を探し歩いてきたのですが、最初の登山靴のトラウマで買い替えができなかった私。やっと出会った理想の登山靴がザンバランのマリーGTです。なぜこの靴にきめたのか、というお話をしたいと思います。
足の弱点
だれでも、左右の足や脚の形状は異なるものですし、足首の骨の形や歩き方も人によって違うものです。
問題の登山靴はモ○ベルさんの3シーズンのハイカット靴でしたが、標準的な人の足を鉄骨のような強靭な筐体の中に保護しブレさせない造りになっていて、ずっしりと重たく、形状はいかなる力でも変化することがありません。鉄板のような支えが踵部分にあったりして骨が標準より少し違うところで着地すると容赦無く突き刺しますし、ハイカットの部分も強固で、O脚の場合、歩くたびに膝をあらぬ方向に押し出すため靱帯を痛めることになります。
足幅
まず、足ですが、私は足指の第一基関節の部分が当たって、赤く腫れ、時に痛くて歩けなくなるほどでした。位置的には、ちょうど足幅(足囲)を測定するところです。
そのため、私の足幅はそれだけ大きいのだろう、と思っていたのです。
が、それは実は間違いで、実際に登山靴コーナーで測定してもらうと、いたって標準サイズ。むしろ細身であると言われます。
歩く際には人より広がっている、という可能性はありますが、足幅が広いから最初の靴は合わなかった、ということではなかったようです。
普段の靴であれば歩いているうちに広がり、足になじんでくるもの。それが登山靴ではできない、というのは、登山靴によくあるサイドプロテクターのランドラバーの部位が原因。この部分は形状は変えることができないため、足があたっても、靴を負かすことはできず足を壊すことになります。
つまり、サイドプロテクターがぐるりと一周巻かれてある合わない靴は、ずっと合わないままになるのです。
ところが、ザンバランのマリーGT330をみてみてください↓
サイドプロテクターのラバー部分の形状をみてください。おわかりでしょうか。
プロテクターはつま先の部分、かかと、そして外側の側面に三角形についていますが、足指に付け根にあたる部分にはついていません。
その分、ソールも柔軟に使え、圧迫感もなく、また長時間履いて痛くなる恐れもありません。
足首の形状
ハイカットで一番問題になるのは、足首の形状かと思います。
重たい荷物を背負っていると、その重みを足だけで支えると、膝に衝撃がきてしまいます。そのため、ハイカットで足首を足と固定して使用することで、脚全体で重さを支えることができる仕組みです。
原理はわかりやすいですが、実際にそううまくいくかというのは、靴の形状と足の相性によるのではないでしょうか。
例えばモ○ベルの靴の場合、足首をすっぽりと標準の人の足首の形状に合わせて固定されます。
O脚の私がそれを履いて歩くとどうなるかというと、かかとで着地し、つま先へ重心を移動中、足首は内側へ横方向に(右足なら左方向)押され、膝、そして脚全体をあらぬ方向に押してしまうのです。それを一歩一歩行えばどうなるでしょうか。私は、結果として靱帯を痛め、鉄のように重たい(とその時は感じた)靴をひきずって下山する羽目になりました。
踵の部分と足首前面の部分はしっかりと固定されている必要がありますが、左右方向にも足首の形状と異なる形で固定してしまうと、脚の形状が少し標準からずれている人の場合、大変なことになります。
この足首の部分の柔軟性を試すため、試しばきの際は、かかとから着地する歩きをしっかり試させていただきました。ハイカットでもはいたまま足首を回すことができ、十分柔軟です。着地も滑らかで、違和感はありませんでした。
実際に山に行って1日履かないとわからないことではあります。が、履いた感覚も想像より軽く感じ(実際は530グラム)、踵部分のクッション感覚など、足と脚をしっかり守ってくれそうな感触。
履いたその場で即決し、購入に至りました!
その他の必須条件
むろん、脚と足が故障しないこと以外にも、登山靴としての必須条件というのはあります。
- ソールはVibramであること
- ゴアテックスの防水加工であること
- 通気性があること
は最低限必要な項目。ザンバランのマリーGTは、もちろん、全部網羅しています。
でもやはり、革なめしとピーコック色の美しさ。ホレボレ
そして、今までの登山靴とは違い、ずっと10年20年と長く使っていける登山靴であること。だからソールの張り替えが可能、というのもグッドだし、ワックスでお手入れできるのも履く前からワクワクしています。
早く山に履いていきたい!その際はまたレビューします!
新しい登山靴で、今年の夏はアルプスへ行くぞ宣言。みなさんもよき山旅あれ〜
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