【百名山】涸沢カールから北穂高岳へ 〜その1

こんにちは〜やまびとです!

山の日の週末、金曜もお休みをいただいて3泊4日で上高地に行ってきました!

木曜夜行バス便で金曜早朝に上高地入り。2泊3日で涸沢と北穂高、そして上高地でキャンプ一泊して焼岳に登る、という強行プラン。

それだけ長くテント泊するのは日本では初めてで、最初は少し不安でしたが、最終日には

もう一生帰りたくない

と思ってしまうほど満喫しました。もうすっかり北アルプスに魅了されてしまい、他の山には行く気になれないほど。

今回は、前半の涸沢と北穂高岳について書きたいと思います。

いつ 2019年8月9-11日(金-日)
どこ 涸沢カールと北穂高岳(3,106m)
旅程 バスタ新宿(22:20)上高地行きバス(さわやか信州号)
ー 上高地出発(06:00)
ー 横尾(08:45)
ー 涸沢ヒュッテ(12:30)
ー 涸沢泊
ー 涸沢テント場出発(翌06:00)
ー 北穂高岳山頂(08:45)
ー 北穂高岳出発(09:30)
ー 涸沢岳(11:45)
ー 穂高岳山荘(12:15)
ー 涸沢テント場(14:30)
ー 涸沢泊
ー 涸沢テント場出発(翌06:00)
ー 上高地小梨平キャンプ場(11:15)
装備 ヘルメット
テント
予算 上高地までのバス代
涸沢テント場 1,000円 x 2泊(+コンパネを1泊分500円)
おでんとビール、アイスクリーム代など

上高地行きのバスを予約したのは6月中旬。3列座席のバスはもうなく、4列座席のバスとなってしまいました。

案の定、一睡もできずに上高地には5時半ごろ到着〜

頭フラフラですが、お手洗い(協力金100円)と登山届けを済ませ、売店でコーヒーを買って簡単な朝食にします。

登山届け

スマホの電池が切れかけていたので、バッテリーで充電。ストレッチをして準備し、6時ごろに涸沢に向けて出発です。

川辺に出ると、山々の絶景に一気に眠気も吹き飛びました。

10年ほど前に観光で来たことがあることを思い出し。しかしこの朝ぼらけの上高地の美しいことよ。

有名な河童橋

先週末の予報では台風で大荒れの天気だったのが、昨日ではすっかり晴れ予報に変わっていました。

朝は涼しく、ジャケットを着込んで出発。

歩いているうちに暖かくなってジャケットは脱ぎましたが、それでもずっと木陰で涼しく、都会の猛暑が信じられません。

道は平坦で、ずっとこんな感じの道をウグイスの鳴き声が静かに響く中、サクサクと歩いて行きます。

やがて明神館を通り抜け、徳沢を通過、横尾へ。

横尾

横尾で、槍ヶ岳へ向かう人と涸沢へ向かう人と別れる感じ。日向はだいぶん暑くなってきました。

ここからは本格的な登山道で、午後2時以降の入山は禁止、との看板もあります。

本谷橋の吊り橋のある川辺を経るあたりから登りに。

それにしても、登れば登るほど暑くなっていくのだが・・・

険しい山々の景色がどんどん迫ってきて、涸沢ヒュッテへ出る登りでは雪渓も。

そして12時半には、涸沢ヒュッテに無事到着しました。山々が高い壁のように近く迫っていて、なんという贅沢な立地。

テント場はヒュッテのテラスを超えた向こう側にありました。

オォー!広々!と思ったもつかのま、そのテン場の岩の荒々しさに愕然。

「あーコンパネもうないねー。ラッキーだったね私たち。コンパネなしで寝るの不可能だもんねー」

と言って通り過ぎて行く山ガールの残酷さよ。

コンパネはなく、テントの立てやすそうな場所も取られてしまっていて、岩岩したところにスゴスゴとテント設営。

テントの底が破れやしないかと少し心配になるゴツゴツさと傾斜ですが、一応ここで2泊します。空は晴天で、陽が容赦なく照りつけており、テントの中は猛暑だし、外は岩だし。

風は心地よいので、少し休憩して、売店でおでんパック(手作りおでんはすでに売り切れ)とビールを購入。

水は豊富にあり、汗だらけのシャツを洗って岩にかけておくと、一気に乾きました。

おでんパックは明日にとっておいて、4時ごろには夕食の準備を始めました。今回は、初めて山に野菜と卵やコンソメを持ってきました!

いつものアルコールバナーではなく、火力調整のできるガスバナーも持参。山調理デビュー。

360度の絶景の中の炊飯。なんという至福よ。

ご近所の高校生の団体さんやソロ登山人とも仲良くなり、いろいろと親切に教えていただきました。

そもそも地図をダウンロードし忘れて、今回は紙の地図のみに頼らなくてはなりません。人は多いので転落しない限りは迷子にはならないでしょうが、それでも涸沢に建っている涸沢山岳救助隊の小屋の前の「山岳遭難発生状況」には28件という数字が↓。(このうち行方不明の2人が翌日死亡者数に変わっていました。)

夕食後は、2日分の睡魔に襲われて、まだ明るいうちからシェラフをかぶって劇落ち。

夕日がきれいー という声が遠くで聞こえた気がして目覚め、外に顔を出すとこんな世界になっていました↓

その後すぐ、2時間ほど、激しい雷雨が涸沢カール内に轟き渉り、大雨と稲妻をテント内でやり過ごしながら、山の天気の変化の激しさにただただ驚いていました。明日こんな雷雨が北穂高岳でやってきたらどうしよう・・・

次に目が覚めたのは1時ごろ。

テントから顔を出すと、天の川がとうとうと流れる満点の夜空でした。

月がまだ地平線の上で明るいはずだけど、山に隠れて涸沢には届きません。思わぬ幸運に心を踊らせて、しばらく夜空に浸っていました。カメラがあったらな〜

つづき→【百名山】涸沢カールから北穂高岳へ 〜その2

One Reply to “【百名山】涸沢カールから北穂高岳へ 〜その1”

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