こんにちは!やまびとです。
ゴールデン・ウィークはどのようにお過ごしでしょうか。今日は平成最後の日。退位礼正殿の儀を観ながら書いておりますが、感慨深いですね。
さて、今年のGW、天気はいまいちスッキリとしませんが、改元前の日曜と月曜は晴れとのことだったので、昨日乾徳山に行ってきました。
眺望は残念ながら全くなかったのですが、それでも乾徳山はすごく楽しい山です。草原あり岩綾ありで100名山でないのが不思議なくらい。
いつ | 2019年4月29日(月) |
どこ | 乾徳山(2,031m) |
旅程 | 塩山駅(08:30)西沢渓谷行きバス ー 乾徳山登山口発(09:04) ー 月見岩(11:20) ー 乾徳山山頂(12:30) ー 山頂出発(12:50) ー 高原ヒュッテ(14:10) ー 乾徳山登山口バス停(15:20) |
装備 | 手袋(冬用・夏用) ジャストサイズでソールのしっかりした登山靴 下りはトレッキング・ポールがあるとよいかも |
予算 | 塩山駅までの電車代 バス 660円 |
ゴールデン・ウィークなので、余裕を持って1本前の電車で塩山駅に到着。バス停に並んでいたのは10名ほどでしたが、やはり直前の電車が到着すると長蛇の列に。バスは係の人が人数カウントされていて、ちゃんと増便もありました。
やまびとの今回の心配事は、時間の問題でした。
コースタイムで7時間15分。乾徳山登山口バス停に9時着だとすると、休憩しないで歩き続けて16時15分に戻る計算になりますが、最終バスは16時8分。
ランチ、食べられるのか?帰りのバスに間に合わなかった人はどうなるんだろう?
と、やや心配だったため、塩山駅のバス停で既にトイレとストレッチを済ませ、登山口に到着次第に出発。山頂を1時までに出られるようにしよう、という計算です。
登山ルートは、徳和峠を介し、獣害防止ゲートを越えて道満尾根へ。(反対方面の登山口から登る人が多いかもしれません。)
今回は初めてヤマレコを使用しました。地図をダウンロードできるだけでなく、GPSで自分の場所と時間をレコーディングしてくれるのと、定期的に時間と標高を知らせてくれて、これはなかなかいいですね。
森林の中を徐々に高度を上げていきます。長袖Tシャツ一枚で登り始めたものの、高度が上がると気温は下がり、厚手フリースを着用。この日は、4月なのに寒気で山頂は昼間でも摂氏2度とのことなので、冬用装備で来ました。
月見岩まで出ると、視界が広がって草原に出ます。他ルートから登ってきた登山客もここで合流。
登り始めは悪い天気ではなかったのですが、やはり山の中は霧。霧の先はどんな景色が広がっているんでしょうか。
草原にポツンと立つ月見岩です↓
最近ボルダリングを始めたせいか、岩を見ると、登れるのかな〜とか考えてしまいます。
この時点で11時20分。コースタイムよりは早いですが、先を急がねば、と休憩なしで前進します。
このあたりから、岩が現れ始め、岩と岩の間を登るルートに。これが楽しい。疲労がたまっているのも忘れて嬉々と登っている自分に気づいたり。
髭剃岩↓割れ目は人が入れるか入れないかくらい。
そして山頂も間近、濃厚な霧の中、鎖の岩場になります。
が、、、渋滞。上から初心者のグループが一人一人恐々と降りてくるのですが、上は狭いらしく、全員降りるまで登れないとのこと、、、。
待てども待てども行列は止まらず、結局、半時間ほどここでロスすることになりましたorz。
帰りのバス、間に合わないんだが・・・と心でつぶやきつつも、グループは全員降ろすまで登らせるつもりはなく、待つしかありません。岩は濡れて滑りやすくなっているので、一歩降りてもらうのに大変な時間がかかります。登るのは一瞬なのになあ。
ようやく上に上がってみると、確かに切り立っていて、わずかにバランスを崩すと真っ逆さまな斜めっぷり。
岩場を通り過ぎると、反対方向も渋滞になっていました。GWだから仕方がないのでしょうか。
そして有名な鳳岩↓ここを登れば山頂です。
う〜む、泥と霧で滑ってうまくいきません。しかも靴がオーバーサイズで(わけあって3サイズくらい大きい登山靴をはいており、、、)ソールが柔らかいため、なんとクラックに靴先を入れて踏み込むことができない・・・!
今までのボルダリングの訓練も無に、鎖と岩にしがみつくなんとも初心者な登りで、ずりずりと足を滑らせながら登ることになってしまいました(赤面)。
というわけで、乾徳山に行かれるみなさんは、ちゃんと足のサイズにあったソールのしっかりした登山靴で行かれることをオススメいたします。ハイ
そして12時半、ようやく山頂到着!
360度の眺望があるらしいのですが、霧で何も見えません。
ランチは、お湯をわかしている時間もお湯をわかせる水平な場所もないので、おむすびを一つ食べるだけにして、すぐに下山することにしました。
山頂の裏側はまだ氷結が見られます。
凍った岩場を気をつけて降りて、標識に気がつかずに黒金山方面へ行ってしまい、気がついて戻って10分ほどロス。
標識↓は非常にわかりやすく表示されていますので、私のように見逃す人はなかなかいないかと思いますが、まあお気をつけください。バス停に戻るには、ここを左に折れましょう。
下りは、高原ヒュッテまでの中間程度まで、下写真↓のようなガレキのような登山道が続きます。トレッキング・ポールがあれば、降りやすいかも。
岩の登山道を過ぎると、あとは降りやすい普通の登山道になり、ここを急いで駆け下りました。
途中、苔が美しい森林だったり、なかなか面白い山です。
高原ヒュッテを通り過ぎると十字路になっていて、ここを右へ。
あとは登山口まで広々とした登山道が続きます。
しかしやはり長いなぁ、と思いながら、時々屈伸をしたりして高度を下げて、ようやく乾徳山登山口に降り立ったのは、15時ごろ。
ここからバス停までは20分ほどで、16時のバスにはちゃんと間に合いそうで、ほっと一息つきました。もう少しゆっくりしてから降りても良かったでしょうか。
神社は桃色↓
山頂からの眺望がなかったのは残念ですが、その点はまた次のお楽しみにしようと思います。平成最後の登山、楽しい山登りを満喫することができました〜。
それではまた次回。令和が良い時代になりますように!