明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
お正月は関西で過ごすことになり、東京からは普段登れない百名山を登るぞ、と思っていたのですが、目当ての伊吹山は2000メートル程度であるにもかかわらず、たいそうな雪山だそうで、装備のないやまびとは断念。
代わりに大阪府と奈良県の境になる金剛山に行ってまいりました。神社あり沢登りあり、天然水の温泉ありの結構面白いルートだったので、ご紹介します。
いつ | 2018年1月初旬 |
どこ | 金剛山(1125m)200名山 |
旅程 | 河内長野駅(9:00ごろ)ロープウェイ前行きバス ー 金剛登山口出発(9:30) ー 金峰山山頂広場(11:00ごろ) ー ランチ後出発(11:15ごろ)葛木峠 ー 伏見峠(12:00) ー 伏見道からかもきみの湯(13:30) ー 近鉄御所駅 |
装備 | ソールが滑りにくい登山靴 |
予算 | 往路: 森屋駅までの電車代 バス(河内長野駅〜金剛山登山口)470円 帰路: バス(かもきみの湯〜近鉄御所駅)390円 |
金剛山登山口までは、河内長野駅と富田林からバスが出ています。登山口のバス停から食堂のある駐車場方面に登ると、小さな茶店で左右に分岐。
右に進めば表参道の千早本道ですが、中級ルートをいくつもりだった私は左へ。ところが、少し進んだ車止めのところで、黒栂谷道をいくセトルートが土砂崩れで通行止めとなっておりました。
車止めから少し進むと左手に登山道がありました。登山地図を見ると、タカハタ道と呼ばれる点線の道が。
仕方がないので、この道を進むことにしましたが、これが結構楽しいルートでした。
綱が渡された岩場や、滝を眺めながら沢登りを味わえます。
道は気持ちのよい登りで、人もまばら。登山道はしっかり踏まれており、迷うことはありません。
しばらく高度を上げると、滝の水が凍っている部分もあり。
沢で腰を下ろして休憩するのも気持ちいい。
だいたいいつもは3〜4時間ほど登るのですが、今回はルート変更もあり、1時間半の短いルートだけに、足を止めて写真を撮ったり滝を眺めたりして、じっくり新しい年の山の空気を味わいながら登りました。
山頂が近くなると、氷が岩を覆っているところも↓
そして樹氷。と呼んではいけないかもしれないが、風が吹くと枝に積もった氷が降ってくる。
ここらへんにくると、道がアイスバーンになっている箇所もあり、みなさんアイゼンを装着しておられます。
私はアイゼンは持ってこなかったので、そのままノースフェースの3シーズン登山靴で滑らないように気をつけながら前進。実際、アイゼンは全く必要ありませんでした。
そして11時には山頂広場に到着〜
地面が凍っております。写真を撮ってベンチでランチにしましたが、寒くてすぐに前進することにしました。
山頂広場からすぐのところに転法輪寺や葛木神社があります。
登山客のみなさんは、神社まで氷の上をアイゼンで慎重に登っておられます。が、実際アイゼンで氷にギズをつけてくれたからなのか、アイゼンなしでも簡単に上がれました。
滑って転んでいらっしゃる方もお見かけしましたので、氷点下になるこの頃、滑りやすい靴底だと難しいかもしれません。
葛木神社で新年のお祈りをして、伏見峠の方に平らな道を進むと、ちはや園地やキャンプ場など子供の遊び場があります。展望台からの眺望はなかなか。
そして、伏見峠から温泉のある船路方面へ降りる伏見道が左手に↓
温泉へ行きたかったのでこの道を選びましたが、登山地図上でも点線で描かれている道で、あまり整備されていなさそうな道で、正直、あんまりオススメいたしません。
人っ子一人もなく、枝や落ち葉で明らかに長い間人に踏まれていないようで、歩きにくかったです。混雑した登山道は嫌ですが、これだけ寂しい下山も苦手(少なくともクマは冬眠中よね?)。
時間もあったので、石寺跡道か天ヶ滝道をいけばよかったと思います。
ヤブを抜けて伏見道入口の柵を出ると、視界のひらけた丘から段々畑になっていて、かもきみの湯がある船路まで急な下り坂になっています。
高見からの眺望がすてきだ〜
かもきりの湯までは徒歩で半時間ほどかかりました。
湯料金は六百円で、バスタオル、フェイスタオルのセットのレンタルが百円。関東より安い!そして源泉水につかることができます。
近鉄御所駅までは1日6本バスが出ていますが、少し歩けば船路からもバスがあるので帰りも便利ですね。