【北海道】知床の旅とヒグマさん目撃ビデオ

こんにちは!やまびとです。

今日は北海道の旅行中、知床で見かけたヒグマさんについて書きたいと思います。ついでに知床の旅についても書きますが、読むのが面倒な方は、記事下にあるビデオだけでもぜひ見てくださいね。

だいたいにおいて、北海道の旅中、頭の中の大半を占めていたのはヒグマ。宿で自転車やバイクの人たちと話していても、やっぱり盛り上がるのは熊の話。

その昔、とある女性をさらった熊がいて、女性の死体を掘り起こして持ち帰り葬式を出した村人が、葬儀中に熊に襲われて全員死んでしまったーとか・・・人間の仁義はまったく通じぬ熊の復讐劇の実話が数々繰り広げられます。

ハイキングや登山トレイルには、様々な注意書きがありますし、熊鈴をつけなさいだの、鳴らしては狙われるだの、一部混乱した情報も。

北海道土産はなぜか全て熊さん

世界遺産の知床半島に来たのだから、本当は百名山の羅臼岳も登りたかったけれど、登山地図上に多数あるクマ注意マークに恐れをなして、近づくことはできませんでした・・・。

ちなみにビジターセンターでは1000円で熊スプレーを貸し出ししていたりします。登山される場合は、山岳ガイドを雇ったり地元の情報を収集されてから望むのがよいかと思われます。

そういうわけで、やまびとの知床プランは、知床観光船おーろらに乗り、知床五胡を回るという通常の観光客コースとあいなりました。

カムイワッカの滝までは、シーズンを少し外してしまったため、バスが出ておらず断念(バスは8月25日まで)。滝までの自転車ツアーに参加しようかな、とも思っていたのですが、レンタサイクルショップに立ち寄った際には無人で、天気もよくなかったので、余った日はハイキングに留めることにしました。

クルーズではヒグマが数頭目撃された(そう)

さて、今回はヒグマの話なので、知床観光船からもヒグマが見れるということはお伝えしておきましょう。

クルーズは知床岬まで往復3時間程度、沖から半島に近寄ったり遠ざかったり、のんびりと崖や岩や滝を眺めることができます。

そしてヒグマが目撃された際には、船内放送が入ります。私が乗船した時には2度あったかと思います。

1回目がコレ↓

滝の左上に熊がいます〜〜

とのことだったんですが、どれだけ目をこらしても見えません・・・。遠すぎ。どこよ。iPhoneで最大拡大しても、もちろん見えません。

船内では双眼鏡の貸し出しが1000円程度であり、借りた人は「いるいる〜」とおっしゃっているので、いたのでしょう。

そして二度目はコレ↓(赤い矢印の先)

これはかろうじて黒い点が動いている。(気がする)

放送によると、熊の親子だったかと思いますが、熊なのかアリンコなのか。

そういうわけで、クルーズで熊を見たい人は、双眼鏡を借りることをお勧めします。

熊の観察にはややがっかりのクルーズでしたが、海から知床岬や羅臼岳等を望むこともでき、午後の便では夕焼けに染まる知床半島を眺めることができます。おすすめです。

知床観光船「おーろら」より

知床五胡ではヒグマ厳重注意

知床五胡は、小回りルートと大回りルートがあります。高架木道以外の地上歩道に足を踏み入れることになるので、入域前に簡単なレクチャーを受ける必要があります。

ヒグマの住処なので、常に声を出したり手をたたいたり、音を出している必要があるとのこと。水や砂糖を含まないお茶など以外は、持ち込み禁止で、チョコレートバーなど未開封のスナックもジップバッグに入れてバッグにしまう厳重ぶり。

熊が目撃されると、全員後退で、そのルートは閉鎖となります。

なお目撃頻度はというと、その時は数日に一回は目撃されているとのことで、レクチャーを受けた後に一緒に入域した人たちは、一様に恐れ恐れと歩を進めておられ・・・滑稽にも思えますが、これだけ人がいても数日に一度は出没するとは、普通の登山とはレベルが違いますね。

この日は残念ながら雨で、湖に映る知床の山々を撮ることはできませんでした。ルートは一方通行で、大ループを一回りした後も、次のバスまで時間が余ったので、もう一度入って小ループもいきました。

が、やはり雨は雨。ヒグマさんも現れません。(期待していたわけではありません。)

ちなみに、一度レクチャーを受けると、再入場の際にはもう一度レクチャーを受ける必要はありません。係の人に言えばすぐに入れてもらえます。

下の写真は、地上歩道から高架木道へ入る入り口↓

中からは外に出られないよう、完全に一方通行になっています。木道は熊が入り込まないように電気牧柵がはられています。

お魚ハンター ヒグマさんを目撃

さて、知床五湖の次は、知床自然センターへ。

ヒグマさんに遭遇したのは、知床五湖のヒグマ恐怖から解放され、無事バスで知床自然センターへ下りる途中のことでした。

道は岩尾のあたり。なんと、知床岩尾別ユースホステルのすぐ近くの川です。運転手さんがヒグマを発見し、しばらくバスを寄せて停車してくれました。乗車のみなさま、写真撮りまくりです。

撮影したビデオをご鑑賞あれ↓

こう言ってはいけないのかもしれないけれど、安全なバスの中から見ていると、かわいいんですよね・・・。

猛ダッシュはちょっと怖いけど、、怖可愛いい。可愛くて臆病なくせに、超凶暴で恐ろしい執着心と復讐心があって、野生の世界は測り知れないなあ、と思わせる出会いでした。

熊さんとは目が合うことがないように祈る毎日です。

ついでに

知床自然センターでは、フレペの滝やシカ柵コースを行きました。

シカ柵とは何かご存知でしょうか。いけばシカに会えるのかと思いきや、その反対で、鹿が来ないように柵で囲ってある領域です。知床では鹿が増えすぎて、植物が食べ尽くされてしまい、今は木も食べてしまうんだそうです。

それでは植えた木が育たないので、木を鹿から守るために柵で囲って植林しているエリアです。(そういうわけで、鹿を食べるのは環境にも良いことだそう。)

そして、シカ柵の注意書きには・・・

ヒグマはこの柵を登れます

とあります。汗汗汗

つまり、鹿は入れないけど、ヒグマさんと一緒にとじこめられちゃう囲いかもーという領域でしょうか。

植林の取り組みについは、興味深く学ばせていただきましたが・・・。雨のせいか人の姿は見当たらず、たいそう心細い見学となりました。

ウトロに帰り着くと夕暮れ時。バス停から温泉街まで歩くと結構あるので、郵便局のすぐ裏にある、北こぶし知床ホテルというところで日帰り温泉に。眺めもよくてめちゃくちゃくつろげました。

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