【ちょっとだけワイン通】ワインラベルのよみかた

ワインラベルの読み方、ご存知でしょうか。

赤ワインは、黒ブドウから作られます。

ブドウは米とは違ってブドウ糖をたくさん含んでいて、ほとんどブドウだけでアルコール発酵できてしまいます。

このため、日本酒を製造するときのような麹(こうじ)は必要ありません。

白ワインの場合はブドウの果汁のみを使用しますが、赤ワインの場合は種や皮ごと発酵させるので、そこに含まれているポリフェノールなどにより渋みや色素がでてくるのですね。

ワインの味はブドウの出来に大きく左右されるので、品種ヴィンテージ(ブドウの収穫年)が大事なのです。

カベルネ・ソーヴィニヨンとか、メルローとか、ジンファンデルとか、聞いたことありますよね。

これは、ワインを作るときに使われているブドウの品種のこと。

品種が違うとどう違うかというと、皮の厚さ、色素の強さ、香り、風味、熟成までの期間などが変わってきます。

しかし!

品種がいくつもあるのはいいとしても、ややこしいのはここからです。

全ての国でカベルネ・ソーヴィニヨンはカベルネ・ソーヴィニヨンとよんでくれればいいのですが、そうは問屋が卸さない。

たとえばカベルネ・ソーヴィニヨンは、プチ・カベルネ、ブーシェ、ヴィデュール、ナバレ、ブルトンなど、産地によってさまざまに呼ばれています。

だからお店にいって、ピノ・ノワールがほしい、と思っても、ラベルには

Noirien

(ノワイアン)とか書いてあって、素通りしてしまうのです。

これはもう、一つ一つ訳していくしかありません。

そもそも、ワインラベルの記述も産地でさまざま。どうやって読むんでしょうか。

フランスワインのラベル

例えばこれを見てみましょう。

Chevalier de Lascombesというのがワインの名前。

ワイン名は、ワイナリー名や、造り手、品種などをいれてつくったりしますが、国や産地によって規則性も変わってきます。

ヴィンテージは1996、この年に収穫されたブドウをつかっています。

MARGAUXは産地。ボルドー地方のマルゴー地区(といえばメドック地区の有名な地域)。

そのすぐ下の小さな文字は「APPELLATION MARGAUX CONTROLEE」とあって、これはAOC名、つまり、この産地のブドウのみを使用し、いろいろな基準をクリアした、フランスワインの最高品質を持つ、という意味です。

その下の「MIS EN BOUTEILLE AU CHAREAU」はシャトー元詰めですよ、ということです。

つまり、ブドウ畑の所有者により醸造、瓶づめされたということ。

そしてその下は住所。

フランスでは元詰め先や住所、アルコール度数をラベルに記載する義務があるそうです。

イタリアワインのラベル

でもラベルは国によってもさまざま。

たとえばこちらは、イタリアのシチリア島に行ったときに買ったワインのラベルです。

ワイン名は「CHIARAMONTE」。ヴィンテージは2007。

その上の「SICILIA indicazione geografica tipica」は、品質です。

イタリアワインの4つの格付けのうち下から2番目、「地域特性表示ワイン」という意味。

(日本に輸入されるような最高品質のワインでなくて、お昼に出てくるテーブルワインのほうが私好みなのですが。)

そして「NERO D’AVOLA(ネロ・ダーヴォラ)」はシチリア島で有名なブドウの品種です。




ワインテイスティングの難

ワイン店にいくと、たくさんのワインが並んでいるし、産地もさまざま、ヴィンテージもさまざま、品種もさまざまで、比較なんてとてもできそうにありません。

だいたい、この品種が好み、と思っても、飲むときはなかなか一本以上同時に開けられないから、違う産地のものを飲むときにはもう味を忘れているのです。

しかも、同じ産地の同じ造り手の同じ品種でも、ヴィンテージによって違ってきます。

体調や気分にも左右されます。

一口目に何か感じたとしても、二口目からは新鮮さもなくなっている。

ですので、ワインはその時々を楽しめればいい!

とは思いますが、それでも、やはり一口目の感触は楽しいものです。

あのときの感覚を、と思っても、ワイン名を憶えていなければどうしようもありません。

そこで、次回はワインの品種と産地についてお話ししてみようと思います!

2 Replies to “【ちょっとだけワイン通】ワインラベルのよみかた”

  1. […] 初回はワインラベルの読み方についてお話ししました。 […]

  2. […] 過去の投稿もご参照ください。 第1回目:ワインラベルの読み方 第2回目:ワインの選び方 産地と品種からみてみよう […]

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