【ミニマリスト登山】奥が深い自分に合った登山用品選び 初めてのザック選びで考えておきたいこと

テント山行用のザック選びは、登山靴と同じくらい重要です。

結果的に出会ったザックは、一番のお気に入りの登山用品になりましたが、今回はその経験をふまえて、ザック選びの際に考えておきたい項目についてお話しします。

結論からいうと、

ザックは人それぞれ。迷った時は、共感のもてるブランド哲学のメーカーをさがしてみると、自分に合うものが見つかるかも。

ということ。最終的に選んだザックについては【レビュー】デザインが素敵!グラナイト・ギアのザックLEOPARD V.C.46でレビュー記事を書きましたのでご参考ください。

当初、リサーチの末に書き出したザック要項は、以下のとおりでした。

要項1. 超軽量で丈夫

ミニマリストの基本。1kg以下であればいいけど、丈夫さを求めるなら1.3kg程度は仕方ない。

要項2. 当然、体にフィットするサイズ

ザックは荷を肩ではなく、腰で支えるように背負うもの。このため、背の長さとヒップベルトのフィット感は重要です。

要項3. 50リットル程度の容量

山行用のザックをいくつも買うつもりはありません。ミニマリスト登山であれば、テント山行でも50リットルで十分です。

これで十分でしょう!あとは、ステキなカラーで、ヒップベルトにポケットがあって、メインコンパートメントへのアクセスが楽なものを選べばよい・・・と思っていたのです。

すぐに決められるものとたかをくくって、意気揚々とモンベルショップを訪問。軽量で安価。

(この時は登山品は全てモンベルで決める勢いだったのです。この考え方は後日あらためています。)

実際に試してみると・・・

おかしい。

女性用ザックであるためか、ショルダーベルトの胸部分がカーブしすぎて肩に食い込む。

おまけに背の長さが全く足りていない。やまびとはどうやら胴長のもよう。

モンベル チャチャパック 45(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページにとびます)

店員さんは親切で、背中部分の長さ調整の仕方や肩の紐の使用方法をいろいろと手ほどきしてくれます。

女性用は合わないということがわかったので、男性用を装着してみました。

やはりおかしい。

サイズ感は合っているけれど、中に荷は入っていないのに、背からザックが離れてしまいまるで一体感がない

実際は10kgのものが入るはずなので、試着用にお店に用意されてある10kgのお米をザックに入れてみました。

まるでムリです。

5kgの時点で、後ろに引っ張られて立ってもいられません。ムリにまっすぐ立とうとすると3秒で腰がやられそうなくらい。

他のザックも2、3個試してみましたが、やはり同じです。

店員さんが親切で長時間つきあってくれたので、いつもならそれで申し訳なくなって購入を決めてしまうやまびとですが、今回ばかりは慎重になりました。

実際、そうやって登山靴を買ってしまい、失敗した苦い経験もあります。

頭の後ろで「もしかしてやまびとは5キロのものも背負えないのか?」という声が聞こえて不安になり始めたくらい。

いや、そんなはずはありません。日常生活でも10キロ程度の荷物はけっこう背負っています。

そこで、

要項5.ザックが背にすいつくサポート構造

という項目をザック要項として追加。

登山ザック全てが、背にサポート構造を持っているわけではない、ということがわかりました。

軽量になればなるほど、このような構造はなくなります。

違和感があれば原点にもどろう

モンベルショップがあきらめて、あらためて背負い心地重視でサーチしてみると、どうやら、オスプレーが神的な装着の心地だというウワサを入手。

ザックがたくさんあるという石井スポーツへ。

交通費も永遠とかけていられないので、今回こそ絶対に買うぞと心を決めて訪れたのですが・・・

実際に装着してみると、確かにヒップベルトが、もはやベルトというレベルではなくて腰を抱きかかえる立体構造

荷の重心も確かに背中に近い感じがします。

背中は通気をよくするため、メッシュ構造になっていて、ぴったりとはひっつきません。

夏などには通気性も重要になってくるでしょう。

なるほど、人気だというのはよくわかります。

オスプレー(OSPREY) バリアント52

OSPREY(オスプレー) カイト 46

(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページにとびます)

しかし、1時間ほどあれでもないこれでもない、と試しても、言葉にならない違和感がぬぐえません。

いったん、他の登山用品店へ逃れ別のザックを背負ってみて、また戻って来て半時間ほど試し、違和感の理由がわかり始めました。

それは、形状です。

全体に丸みを帯びていて、横に太くやまびとの体幅からはみ出てしまいます。これでは、横方向の回転で安定せず振り回されてしまいそう。

おまけに、ロゴのあしらい方が、まるでザックを蜘蛛が覆っているような、はたまたバットマンのような・・・。(と思うのはやまびとだけ?)

そしてきわめつけに、頑強なサポート構造のせいか、ザック自体が重たいのです。

軽さをとるか、背負い心地をとるか。

両方重要です。

もう買えるザックは存在しないのでは、と肩を落として帰りました。

ミレーザ・ノース・フェイスなんかは、今ではとてもよい形状だと思いますが、見すぎているとどれも同じに見えてきてしまいました。


[ミレー] MILLET UBIC 40

ノースフェイス(THE NORTH FACE) テルス45

(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページにとびます)

メーカーのホームページでデザインの裏舞台をチェック

帰宅後、やや気をとりなおしたやまびとは、デザイン重視で写真サーチしてみることにしました。

要項6. デザインが重要

そこで出会ったのが、Granite Gear(グラナイト・ギア)というメーカーのLEOPARD V.C.46というモデル。

たしか、ミニマリスト用のザックで検索したと思います。

【レビュー】デザインが素敵!グラナイト・ギアのザックLEOPARD V.C.46もご参考ください。)

(画像をクリックするとアマゾンの詳細ページにとびます)

完全に一目惚れです。あまりに素敵すぎるデザイン。

細身で左右に揺られることもなさそうです。

しかし、見た目が気に入っただけで購入を決めてしまってはいけません。他にも重要な要項はあるのです。

日本にはあまり置いてないようなので(後日新宿の石井山専さんで見かけましたが)、グラナイト・ギアのホームページを訪れてみると、見た目以上に魅力的なザックであることを発見。




良い点
  • 背中に軽量なプラスチックの板が入っていて(グラナイトギアが開発したサスペンションシステム)、ザックの重みをうまく腰に乗せてくれるとともに、重心を体に引きつけてくれる
  • 永久保証の丈夫さで、わずか1.25kgの軽量さ
  • トップリッドは取り外せて、ピストン時の携帯バッグに使用可能(トップリッドは現在、とても心地よい枕にもなっています)
  • 46リットルだけど、トップリッドはずっと上に引きのばせ、横のポケットにはテントやらギアがさまざまに入る(実際60リットル近くは入るんじゃないかと思います。)
  • 完全アルパイン仕様

まさに求めていたものが全て集まった集大成!

しかしレビューを読んでいると、他に難点もあるようです。

レビューによる難点
  • 紐が多すぎて煩雑
  • メインコンパートメントには、上からしかアクセスできない(横からジッパーなどでアクセスできない)
  • ヒップポケットはない(取り付けは可能)

そして、見た目がダサイ、というコメントまで。

ナント!人の趣味とはこんなに違うんですね。

試着用せずに購入するなど、考えてもいませんでしたが、迷いは全くありませんでした。

即オンラインで購入しました。

ザックが到着してからというもの、インカトレイルで4日間背負ったり、日本でテント山行していますが、まさに期待通り!

テント山行のときは9kg程度になりますが、ほとんど重さを感じないぐらいです。(靴のほうが重たい)

やまびと個人的には一番お気に入りの登山用品になってしまったザックですが、上記レビューにあった難点もしかりで、特にメインコンパートメントのアクセスが不便な点が問題だと思われる方もいらっしゃるかと。

また、グラナイト・ギアのザックは日本ではあまりメジャーでないので、取り付け可能なポーチやポールハンガーのようなアクセサリーは取り寄せになってしまうという弱点もあります。

なので、必ずしもみなさんにオススメできるザック、というわけではありません。

難点をザックへの愛着で補える人向けかな。

ザックは人それぞれ、メーカーの哲学から合うものをさがそう

自分と自分の体に合ったザックを探すことが大切。

そのために、共感できる哲学のメーカーさんであれば、自分にあったものである可能性が高いんじゃないかと思うのです。

「こういうものがほしい」という要項をカバーしてくれるでしょう。

そのために、

  • 必ず複数のザックを試着してみること
  • その際、重りを入れてみること

は、ぜひ試してください。

きっと自分の体に合ったザックのイメージが湧くはず。

そのうえで、気になったメーカーのホームページを訪れて、制作にかける考え方をチェックしてみるのも効果的。

ぬぐえない違和感がある場合は、違うザックを探してみましょう。

よいザックが見つかるとよいですね!

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