こんにちは、やまびとです。
今回は100名山の一つ、金峰山の記録です。駅から遠いのですが、大弛(おおだるみ)峠の登山口までバスで行けば、高度200メートルほど登るだけの緩やかな登り。
山頂の岩場は本格的で、そこから瑞牆(みずがき)山荘へ抜ける稜線がたいそうな絶景ぶりです。
いつ | 2017年9月中旬週末 |
どこ | 金峰山(2599m)100名山 |
旅程 | 塩山駅(7:30ごろ)シャトルバス ー 大弛峠出発(8:45) ー 金峰山山頂(11:00ごろ) ー ランチ後出発(12:00ごろ) ー 大日岩(13:30) ー 瑞牆山荘(15:30) |
装備 | ソールが滑りにくい登山靴 |
予算 | 往路: 自宅から塩山駅までの電車代 バス(塩山駅〜大弛峠)1800円 ※予約要 帰路: バス(瑞牆山荘〜韮崎(にらさき)駅)2060円 韮崎駅から自宅までの電車代温泉:700円 |
いつもはソロ登山のやまびとですが、今回はグループに参加しました。ちょうど金峰山に行きたいな〜と思っていたら、案内がきたので即レス。
グループリーダーはベテランで、バスの予約やスケジュールも全てしてくれたのですが、ソロの場合は、塩山から大弛峠までのシャトルバスを事前予約しておく必要があります。
というわけで、朝7:30、塩山駅。
メンバーの中には、始発でも間に合わないとのことで前泊した人もあり。やまびともほぼ始発です。朝が苦手なので、シャトルバスでは寝て体力を温存。1時間以上山道を揺られるのですが、バスは快適でした。
大弛峠でお手洗いを済ませて靴紐をしばります。快晴!
ここは甲武信ヶ岳から縦走して来る人も通ります。私もいつかやりたい。
登山道は、緩やかな登りが2時間ほど。今までないくらい楽な登山です。
グループなのでゆっくり目ですが、みんなそれなりに熟練した参加者なので、いいペースですぐに朝日岳のガレ場に。
富士山が雲の向こうにちょこっと頭を出しています。波打つ山々を眺めてひと休憩。静かで涼しげな心地よい風。
ここからほどなく、山頂までの緩やかな稜線になります。
視界が一気に開けて、瑞牆山頂の岩肌が、青々しい山々の連なりに浮き上がっているのを見て、一瞬マチュピチュを空目。なんと、金峰山の向こう側はこんな世界だったのか、とじんわり感動しました。
このがれ場は結構本格的です。
岩は相当大きくて、登れば一望し、でも前進できなくて結局降りて岩の間を進む感じ。なかなか面白いですが、少し間違えれば大事故になりそうな危険さも。
週末の百名山、広い山頂付近一帯に登山客で賑わっていて、狭い岩の上をすれ違う時なんかは、ドキリモーメントもありました。
そして山頂の向こうに、モニュメントのような岩の塊が。
近づくと、相当大きな岩山で、頂点まで登ろうとして諦める人、続出。
ここでランチにして、1時間ほど登頂を諦める人々を眺めていましたが、最終的に二人若者が成功して拍手喝采を浴びておりました。いいね。
さて、グループなので、岩場の鳥居の前で記念写真。じっくり辺りを散策しても、まだ12時です。下山は長いので出発することに。
この下山の眺望が、やまびとのお気に入りです。
瑞牆山頂はいよいよマチュピチュに見えてくるし、360度、山の海の上を歩いているこの感覚。日本の山、行く先々で風景が違っていて、すごいなあ。
このあたりから、下りは岩場になります。岩の合間を飛んで跳ねて降りて行くのが楽しい。時折、鎖場もあり、滑りやすい登山靴を履いていたグループの一名は、始終、相当苦労していました。
やまびとは、マチュピチュのインカ道トレッキングの際にクスコで現地購入した、ノースフェースの登山靴を愛用しています。滑りやすい石段の多いインカ道でも、全く問題なくピョンピョンと降りることができて、優れものです。
ちなみに、やまびとが買ったのは、これ↓
メンズですが、足幅が広くて私の足の形状にはぴったりでした。足の甲で縛ってくれるので、つま先が自由自在なのです。
ちなみにノースフェースでなくても、ソールは「vibram」を使用している靴をお勧めします!これは必須といってもいいくらい。
グリップがよくて、クサリ場もクサリが全く必要ありませんでした。
そんなこんなで降りて参りました、瑞牆山荘。
ここから韮崎駅までバスが出ています。2060円、高い。我々は途中の温泉、増富の湯までバスに乗車し、良い湯を浴びて駅までタクシーにしました。こういう時はグループっていいですね。
金峰山、登山口までバスで行けば、体力的にはそんなに消耗しないのですが、岩場が楽しくて、何より眺望の素晴らしい尾根が続く山道が素晴らしい山でした。
次は山荘で一泊するか、縦走で訪れたいな。