こんにちは やまびとです。
今回は、いよいよ黄山初日からの記録をお伝えしたいと思います。【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その① 知っておくとよいこと からの続きです。
初日は上海からの移動日。東京から上海への移動については、【上海近郊】杭州〜西湖と九溪十八潤ハイキング その①に詳しく書いていますので、ご参考ください〜
午後2時に上海のオフィスを出発して、15時半ごろの高速列車に乗車しました。黄山への直行便は早朝と夕方にしかないのですが、上饶を経由すると、実は黄山への直行便より速いぐらいです。
上海から黄山まで、高速列車なら5時間。その他にもバスなら同じく5時間程度で頻繁に出ているようですが、高速列車の方が快適です。前回も書きましたが、オンラインで予約しても、外国人は窓口で発券してもらう必要があります。
特に週末前で長蛇の列で、走ってギリギリのペースでした。セキュリティも長蛇の列なので、時間は余裕をもって駅に到着しましょう。
列車内は電源もとれてハイテクだし匂いもなく快適です。上饶では夕食オプションがなく、マクドナルド。黄山北駅に到着したのは夕方7時ごろで、あたりは暗くなっていました。ここから黄山の登山口の村である桶口村へは、タクシーで1時間程度。
5名で2台の車に分かれて乗車するも、どちらもメーターを回していないという問題になって、いろいろと交渉していた模様。中国語でよくわかりませんでしたが、恐らく距離に妥当な金額を払ったのでしょう(結局いくら払ったかわからないけれど)。
いやはや、駅の正当なタクシー乗り場から乗ってもこうだから、中国語を話さず一人ではなかなか難しかったでしょう。

黄山登山口の桶口にあるホテルのロビー。カフェにみたいにオシャレでした。
さて、ホテルの位置なんですが、Booking.comの情報やiPhoneマップはだいぶん離れていました。同伴者の百度(バイドゥ)情報が正しかったようです。これまた助かりました。
ホテルはロビーが素敵なカフェ風空間。ここでホテルのオーナーさんらに情報収集をし、明日の戦略会議をたてました。

ホテルで購入した黄山マップ
ホテルで5元くらいで黄山マップが売っていたので購入。オーナーさんの話だと、朝9時にケーブルカーで登って数時間で全部回れるよ、という話なんだけど、それは計算が合わない!
いろいろ議論した結果、地図には西海大峡谷が含まれていないことが判明。前回記事にも掲載しましたが、私が練りに練った計画はこれです↓
このうち、左上にあるWest Sea Grand Canyon(西海大峡谷)は、少なくとも半日はかかる経路。朝の6時から12時間歩き続ける超強行ルートながらも、登山慣れしていない同僚のため、大峡谷の底からのモノレールルートや、光明ピークから天海ホテルへのエスケープルートもきちんと用意した、万全な計画です!
あれやこれやと議論の結果、ケーブルカーで8時発でも全て回れるという結論になりました。(後で思うと、ちょっと厳しいながらも良い選択であった)
これだと7時の朝食もホテルでとれます。食料調達のため閉まりかけのスーパーとパン屋に滑り込み、次の日にそなえて早めの就寝。朝は7時にロビー集合です。
ちなみにホテルでは大体、朝食を中国食にするか西洋食にするか、と聞かれます。上海近郊では、中国食はさっぱりしていて日本人に合ってると思います。(桂林や西の方では、粥だったんですが、油濃すぎて食べられませんでした。)
今回も中国食にして正解でした。さわやかで温かい麺と、コーヒーやフルーツ、デザートまで美味しくて、この朝食なしには始まらなかったでしょう。
さて、いよいよ黄山初日。
オーナーさんが、南門のバス停まで送迎してくれました。ケーブルカーのある雲谷寺までバスで19元。8時20分ごろに到着したけれど、チケット購入にやはり相当並び、乗車までまた相当並び、結局ケーブルカーに乗れたのは1時間後でした。

雲谷寺からのケーブルカーは発券も乗車も相当並ぶ
ちなみにすっかり忘れていたのですが、黄山には入域料230元が発生します。ケーブルカーの料金(80元)と合わせて払います。安くはないですが、なんといっても世界遺産ですもんね。

雲谷寺からケーブルカーの眺め
ケーブルカーからの眺めも素晴らしいのですが、降り立ったとたんに眼界に広がる景色に圧倒されます。
ラッシュアワーの東京駅も顔前な人混みをかき分けて、ふと崖の向こう側に目をやると、こんな景色↓
OMG、水墨画の世界じゃないか!
なぜこの人混みの中に?と一瞬混乱するほど。なんとか人をかきわけて、仲間の背中を追いながら・・・。感動的な景色なんですが、あんまりにカラフルな服装の中国人観光客と、あんまりに大声で叫びあう喧騒で、しんみりと詩の世界を味わっていられないー
人はいけどもいけども溢れかえっていて、大声も絶えることなく、絶景は姿を変えてあちこちに繰り広げられ。。。。他では味わえない、中国登山の風景でございます。
仲間のうちの一人は、黄山は既に3回目。来るたびに違う姿なんだとか。2回目に来た時は、1日目は嵐で荒れ狂い、2日目に晴れて黄山にも珍しい雲海の美しい世界があったのだとか。季節にも天候にもよって毎回姿を変える景勝地。一回来ただけでは、行ったと言えないのかもしれません。
案内板などはしっかりしていて、道に迷うことはあまりありません。が、結局人の流れに身を任せ、西海大峡谷方向に足を運ばせていると、当初の光明ピークを経由する計画ではなく、北海賓館を通って、大峡谷に直行する形に。
さて、長くなってきたので、西海大峡谷から次の記事に回したいと思います。→ 【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その③
【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その① 知っておくとよいこと
【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その② 雲谷ケーブルカーから
【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その③ 西海大峡谷
【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その④ 黄山の夕暮れ
【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その⑤ 天都峰へ
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