【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その① 知っておくとよいこと

こんにちは、やまびとです。

今回は中国水墨画の世界、黄山トレッキングの記録です。前回は、上海出張で行った杭州での西湖とハイキングルートについてご紹介しました。

職場の仲間といく、黄山トレッキングのエクスカーション。上海出張が決まって、即座に

週末を利用して行くよ!

と宣言したら、みんなついて来てくれました。私以外は中国人と台湾人なので、言葉や列車のチケットの手配の心配をしなくてよいのが、気楽だし現地の人にしか入手できない情報にもアクセスがあり安心でした。

1日目は移動、登山口近くに宿泊、2日目早朝に東からケーブルカーで登り、ぐるりと廻って西側泊、3日目に下山、という2泊3日ルート。3日分を2日間に凝縮した、結構な強行ルート。

その後、数名で近くの世界遺産の村、宏村に向かって一泊しました。

これが私の計画ルート↓

計画をたてて、実際に行ってみると、いろいろ教訓になることがあるので、準備段階で知っておくとよいことを、思いつくままいくつか挙げておきます。

知っておくとよいこと① ホテル

黄山を回りきる、特に西海大峡谷まで回ろうと思えば、確実に黄山山中に宿泊することになります。

黄山山中には、ホテルがいくつかありますが、立地もあり国営なので非常に高いです。週末や連休のホテルは特に高く、平日に行くことができれば安く済ませることができます。

また、北海賓館や西海賓館の一部屋は高いけれど、玉屏楼ホテルのベッドだけなら4000円程度。ただし、バスルームは6人共用で、居心地はあまりよくありません。

私たちは玉屏楼ホテルのベッドにしたけれど、チェックインが遅かったためベッドの下段がとられていて、上段は相当熱がこもり、さらに水道水の匂いがきついという環境。結局私は耐えられず、ロビーで夜を過ごしました。部屋によって環境が違うようで、他の同行者はそれなりに休めたようですが、なるべく早くチェックインすること、または少し高くてもベッドより部屋にした方がよかったかと思います。




山中にシャワーとベッドがあるので、日本の登山環境に比べれば格段によいとは思ったのですが、匂いはどうも苦手です。また清潔感もやや心配な感じだったので、寝袋用のシーツも持って行くとよいかと思います。

また、テントをかつぎこむ、という選択肢もあります。各ホテルの横にはテン場があり、結構たくさんのテントを見かけました。料金は30元(数百円)程度だったと思います。

知っておくとよいこと② ルート

黄山の登山マップは、インターネットを検索すると出て来ますが、日本の登山マップに慣れていると、ややモノ足りません。

特に、経路時間の推定で、ここからここまで120分、とか書かれているのですが、登りなのか下りなのかが判別つきません。全て下りだけど全て登りの行程もあります。

しかし、日本人にとってなかなかイメージがつきにくいのは、黄山は登った後に、さらにピークをいくつも超える、ということ。黄山は、日本の山のようになだらかな稜線が続いているわけではなく、激しく切り立った巨大な岩の山海になっており、ピークは登れば下るわけだから、どっちの方向でも同じだけ時間がかかるわけです。

かと思えば、西海大峡谷のように、ただひたすら下ってからただひたすら登り、どちらも所要時間120分、と書かれてあるルートもあります。

西海大峡谷は、下りはものすごく混雑していて、ルートによっては、狭さのために、10メートル進むのに半時間ほど待たされる箇所もあり、自分の体力というよりは人待ちで時間がとられます。

しかし、峡谷の底からは大多数の登山客がモノレールに乗って登るため、石段の登りのルートは閑散としています。これは登りは通常ペースだと4時間、下りは2時間、というところでしょうか。(私たちは2時間で登りきりましたが、これは日本の登山マップのペースではかなり速めだと思います。)

知っておくとよいこと③ 食事とスナック

ホテルはたくさんあるので、レストランは確実にありますが、実際どれぐらいあるのかは、前もって知ることはあまりできませんでした。

実際、あまりありません。箇所箇所に喫煙ゾーンがあって(黄山のルート上は禁煙)温かい食事が売られているところもありました。たまたまランチ時間にあったので、トウモロコシ(これは美味しかった)を買ったりしましたが、それ以外は持ち込みの水とパン。

自販機も見かけましたが、非常に高いし、やはりホテル付近にしかありません。

なので、行動食やランチは登る前に調達しましょう。初日は黄山の登山口付近で宿泊しましたが、パン屋と小さなスーパーが開いていて(8〜9時閉店なので急ぐべし)、そこで調達しました。

が、あまり食事になるようなものは手に入らず、やはり日本から少なくとも行動食をもっと持ってきたらよかったかな、とも思いました。実際チョコバーは重宝しました。




水はやはり2日分を担ぐのが安心かと思います。私は摂取量が極端に少ないのでペットボトル2本程度でした。でなければ、ホテルで自販機を探すか、水道水を備え付けの電気ポットで沸かす、という手段があります。中国人の友人は沸かしていました。

まとめると、暖かいものが売られている売店があれば、待たずにそこで食事にしましょう!お気に入りの行動食は日本から持ってきましょう。昼食と水は持ち込むと安心、です。夕食はホテルでいただきましょう。

というわけで、最初はうんちくになってしまいましたが、はいよいよ黄山1日目について書いていきたいと思います〜

【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その① 知っておくとよいこと

【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その② 雲谷ケーブルカーから

【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その③ 西海大峡谷

【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その④ 黄山の夕暮れ

【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その⑤ 天都峰へ

 

4 Replies to “【上海近郊】中国の世界遺産景勝地 黄山を廻る 〜 その① 知っておくとよいこと”

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