【上海近郊】杭州〜西湖と九溪十八潤ハイキング その①

こんにちは、やまびとです。

今回は上海に出張がてら杭州と黄山に行って参りましたので、その第一弾です。

みなさんも上海に出張が決まったら、週末を利用したりお休みをとって、ちょいと高速電車でトレッキングに出かけてみてください!日本ではまず見かけることのできない超絶景を楽しめます。

しかしそれは、行くべき場所を知っていればのこと。ガイドブックには載っていないルートもたくさんあるのです。

かくいうやまびとも、ガイドブックを購入して、現地に行って西湖周りのお勧めをいくつか廻ればいいや、と考えておりました。しかし!トレッキング好きのやまびとを知る上海っ子の上司が、こういうではありませんか。

1日目は西湖の夜景を楽しみなさい。2日目はハイキングルートがとても素晴らしいよ。

なに⁈杭州にハイキングルートがあるのか!ガイドブックにはそんな内容は一行も書かれていませんし、ネットを検索してもCNNの英文記事にかろうじて紹介文がある程度。

しかし、上司のそのアドバイスに従ったおかげで、いつもの一人旅ではできない、とても素晴らしい体験ができました。ので、今回はそんな隠れルートのご紹介です。

日本からの飛行機は朝9時台で、ほぼ始発で家を出ましたが、

上海到着がお昼頃、

浦東空港から虹橋駅まで移動、

発券、

1時間の高速鉄道、

杭州駅からホテルまでタクシー、、、

と西湖湖畔のホテルに到着したのはもう辺りも暗くなるころ。万事スムーズでしたが、次回来るとしたら、気をつけるとよいこともあるかな、、、

気をつけるといいこと①

上海には2つ空港があります。浦東(pudong)と虹橋(hongqiao)空港で、ちょうど東京の成田と羽田のような関係。

できれば虹橋に飛んでください!浦東は上海の東の端っこにあり、虹橋とは、上海市内を通り抜けて真反対側。電車は虹橋から出るため、かなりの時間ロスになります。

虹橋から上海市内は、地下鉄でもスグで、帰りもとても便利です。

気をつけるといいこと②

高速鉄道は友達に予約と支払いをしてもらったのですが、発券には予約したアカウント情報か予約番号なるものが必要だったらしく、中国語ができないと大変なことに。素直に窓口でパスポートと行き先を書いた紙を渡して購入した方がスムーズかもしれません。杭州行きは頻繁に出ているので、席は直前でも問題ないようです。

なお、虹橋高速鉄道駅の窓口はいくつかあって、どれも長蛇の列で列はなかなか前に進みません。ので、時間は余裕を持って〜。

セキュリティゲートでは爪切りも含む一切の刃物が禁止されています。(飲み物はOK)ある意味飛行機より厳しいので、その点も気をつけましょう。

(しかし10日間の出張で爪切りがないのは、やや厳しめ・・・)




気をつけるといいこと③

英語つうじません。空港でリニアの券を購入した時は通じましたが、例えばタクシーの運転手さんなんかは通じません。

私はせっかく3ヶ月ほど中国語の自習をしたのですが、めちゃくちゃ役に立ったのは以下のフレーズ:

「我不会中文(中国語できませーん)Wo bu hui zhongwen」

そしてタクシーの運転手さんに行き先を伝える時は、「我要去(行き先)」と住所を書いて手渡し!私がよく使うBooking.comのアプリだと、現地語で上記フレーズと行き先を表示させることができて、大変重宝いたしました。

トホホ。情けないけど、のんびりとしていると他の人に迷惑がかかります。ゆっくり中国語の会話を楽しみたい場合は、タクシーに乗ってしまえば運転手さんは大抵おしゃべり好きでいろいろ教えてくれます。

ロマンチックな西湖の夜

というわけで、なぜか旅のアドバイスから始まってしまいましたが・・・話を元に戻しますと・・・

そうそう、到着した頃には既に暗くなっていたというところでした。

暗くなってからは、旅先ではあまり出歩かない主義なのですが、杭州は安全だというし、友達が西湖の夜の散策ルートを教えてくれるので歩いてみることにしました。

勧められたのは赤色のルート↓西湖の堤防の上を歩くルートです。

ホテルのオーナーさんは片言の英語でいろいろと教えてくれてるのですが、赤色のルートは暗いので、西湖東側の湖畔を歩く青色のルートがよい、とのこと。

どちらか決めかねて、とりあえず歩き始めることに。

気をつけるといいこと④

自転車、できれば活用しましょう。ホテルのオーナーさんに勧められました。

歩くのが好きだし、遠いようで近いような、歩くと時間的に難しそうだが、でもいきなり自転車ってのも〜 と迷って歩き出してしまいましたが、杭州は実は貸し自転車発祥の地。自転車はかなり受け入れられています。

西湖のあたりは、歩きだと遠いけれど、タクシーは渋滞に巻き込まれてかえって時間のムダ、という街です。公共の貸し自転車は確か登録が必要ですが、ホテルの自転車であればスグに使えるはず。

ただし、堤防の上や徒歩ゾーンは自転車禁止なので、通り抜けできないところは微妙でしょうか。夜遅くだとそんなに渋滞はしないので、夜散歩の場合は「歩き+タクシー」がいいかも。

・・・と、また旅アドバイスになってしまった。

話を元に戻しまして、堤防の入り口まで徒歩20分程度。道路沿いでなく湖沿いのトレイルに踏み入れると、本当に真っ暗でヘッドライトを取り出すくらいでした。

しかし、初めて目にする西湖の夜景の美しさに心を奪われてしまいます。堤防や橋、塔は全て美しくライトアップされ、秋の心地よい夜風が柳をそよがせています。

堤防の入り口まで歩くと、そのままなんとなく堤防にのって歩き始めてしまいました。人はまばらですが若いカップル姿が多くて、両岸にはどの角度からも絵になる西湖の姿と渡し橋。

OMG, 超絶ロマンチックな雰囲気です。

なぜ一人で来たやまびとよ。仕方がありません。カップルはよそ目に、美しい景色を堪能して歩き続けるしかありません。

堤防の入り口付近にあるシルクのお店。モダンでかわいい。

堤防は結構長くて、歩けども歩けども続きます。全長2.5から3キロメートルくらいあります。

ようやく対岸の北山街の方に渡り、できれば夕食にしたいな〜と辺りを散策すると、いくつかレストランが並んでいました。良さげだったのですが、なんとなく入り損ねて歩き続けてしまうやまびと。

後悔。ここで食べておくべきでした。が、ここからホテルまでは4〜5キロメートルほど。タクシーでも見つかればなぁと思っていたのですが、通りかかかるタクシーもなんとなく逃して、歩き続けてしまいました。

堤防の一つ西の道を回ったわけですが、この道はつまらなくてお勧めできません。そんなこんなで、おもいもかけず7キロの道程をいく夜散歩になってしまったのですが、ようやくホテルにたどり着くと、目当てのレストランも閉まってしまっておりました。




仕方がないのでかろうじて開いていた小さな食堂に。客は私一人で、中国語の通じない客にあれやこれやとお世話をやいてくれるおばちゃん。ご飯は冷たくてまずかったけれど、スープは好吃でございました涙。

まとめると・・・堤防の上は超感動的な美しさでした。が、西湖から離れるとつまらないので、歩くのは西湖湖畔のみにして、帰りはタクシーがよいかと。

また、次の日に東岸の方を歩きましたが、ここも相当な美しさ。レストランやティーハウスも軒並みで、夕食目当てに歩くならこっち(青色ルート)の方がよかったかもしれませんね。

さて、明日はいよいよハイキングの日です。続きはこちらで。

3 Replies to “【上海近郊】杭州〜西湖と九溪十八潤ハイキング その①”

  1. […] 【上海近郊】杭州〜西湖と九溪十八潤ハイキング その①からの続きです。 […]

  2. […] 記録です。前回は、上海出張で行った杭州での西湖とハイキングルートについてご紹介しました。 […]

  3. […] 初日は上海からの移動日。東京から上海への移動については、【上海近郊】杭州〜西湖と九溪十八潤ハイキング その①に詳しく書いていますので、ご参考ください〜 […]

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