こんにちは、やまびとです。
お仕事がなかなか忙しくて山へ行けない週末が続きました。本当は1泊二日でないと登れない山に目をつけていたのですが、あまりに久々でやや体力的に不安だったので、「初心者」向けの武甲山に決定。
これが、意外に大変でございました・・・。
いつ | 2017年8月中旬週末 |
どこ | 武甲山(1304m)200名山 |
旅程 | 横瀬駅出発(8:50ごろ) ー 一の鳥居(10:00ごろ) ー 武甲山山頂(12:00ごろ) ー 橋立鍾乳洞(14:30ごろ) |
装備 | 虫除けスプレー・レインポンチョ |
予算 | 往路:横瀬駅まで 帰路:浦山口駅から 橋立鍾乳洞: 二百円 |
横瀬駅到着は9時前。朝食を買い損ねて、売店が開いていればと思っていると、駅横の小さな売店が開店準備をしているではないですか。
おむすびの到着は10分後くらいとのことで、待とうか迷ったのですが、時間が惜しいのでパンを購入して歩き食い。
登山地図上のコースタイムでは、駅から登山口まで1時間50分、登山口から山頂まで2時間20分、と計4時間10分の計算なので、あまりのんびりはしてられません。
目標は登山口までなるはやで到着すること。と、せっせとアスファルトの道を歩き始めました。他の登山客のみなさんは、カーシェアかタクシーで登山口へ向かわれている模様(←断然おすすめです)。
お天気も芳しくありませんが、8月の中旬にアスファルトの上を歩くには、むしろこの方が快適でしょう。
せっせと歩いてまもなく、石灰工場の数々が現れ出てきます。ゴーンゴーン、ガンガンと鳴り響く工場と、山の険しい背景と相まって、宮崎映画を彷彿とさせる風景が続々。
やや騒音に怯えながらも工場群を通り抜けると、それまで平坦だった道が急に高度を上げていきます。
そしてやっとの思いでたどり着いた登山口!駅から1時間10分経過。
一の鳥居付近は駐車場になっていて、登山客はだいたいここから登山開始します。
まだ登山口なんですが・・・もう疲れておりますやまびと。
緑深い登山道へ。やっぱり踏みしめる土はいい!アスファルトは疲労します。
週末の人気の山とあって、先にも後にも登山客の姿が見え隠れ。
登り一辺倒で、高度はどんどん上がっていきます。登山口で標高520メートル、頂上で1304メートルなので、登山口からでも800メートル近く登ることになります。(ちなみに横瀬駅は250メートルなので、駅から換算すれば1000メートル以上)
そして霧もぐんぐん濃厚に。
山頂で景色は望めなさそうですが、時にはそんな山もよいでしょう。しかし陽のささない霧の山は不気味。人がいなければ、とても寂しい思いをします・・。
アスファルトで体力を削ぎ取られてしまい、休み休み前進。運動不足と相まって、なかなかいつものようには行きません。
霧はいよいよ濃厚になっていきます。山頂、御嶽神社のあたりでランチ休憩している登山客の方がちらほら。寒くてジメジメしていて、いつもの快晴登山とは様を異にしております。
神社の裏からすぐに山頂がありました。12時。
が、何にも見えません。
まあその分、狭い山頂は人がほとんどいなくて、お昼にもってこいの場所。
意心地のよい岩で、いつものようにアルコールストーブでお湯を沸かして、ランチとコーヒーをこさえます。
と、途中で雨が降り出しました。ちょうど木陰で少量の雨なら防げたのですが、ほどなくして本降りに。
ここでやまびとが取り出したのは、モンベルのレインポンチョ。大きなポンチョなので、荷物も自分もひっくるめてかぶってしまえば、なんと何一つ濡れません。
自転車通勤用に買ったのだけど、なかなかの優れものではありませんか!
コレ↓やまびとが買ったのは白色です。最近白色にはまっています。
登山客のみなさん、雨で先を急がれるなか、のんびりとコーヒーを終えて、雨で食器を洗って一息。いいね、レインポンチョ。
またレインポンチョのレビューもいつか書きましょう。
とはいえ、眺めもないので、パッキングをすませると早々に切り上げて浦山口方面へ下ります。
雨は止んだり降ったりですが、基本的に木陰なのでそこまで打たれることはありません。ポンチョが気に入って下りも装着していましたが、さすがに夏、蒸れて途中で脱ぎました。
裾まで長いため、泥はけっこうつきます。
下りは左手の眺めがよくて、登山道もやさしいので軽快に降りれます。
今回一番満喫したのは、この下りでしょうか。
さて、3時前には橋立鍾乳洞に到着↑。
ここのうどんが手造りでたいそう美味しいそうです。でもすみません、かき氷を食べます。
鍾乳洞の入り口では、中は狭いのでザックを置いていくことを勧められたのですが、そんなに大きなザックではないし、と背負って入りました。
が、中は本当に狭いところがいくつかあって、ザックを前に抱えて不自然な姿勢でようやく通り抜けられる感じ。
鍾乳洞の中は混雑していて、前の人にぴったりついてのろのろと上がったり下がったりかがんだり。こじんまりとした鍾乳洞でした。
浦山口に到着したころには、どっぷりと疲労。なかなかあなどれない登山でありました。次回は、登山口まで交通手段を確保して行こうと思います。