こんにちは。やまびとです。
春にマチュピチュに行こう!と決めたのは去年の今頃でした。
マチュピチュは、日本からは地球の裏側、ペルーの南に位置します。
いろいろと調べているうちに、マチュピチュへと続くインカの道をトレッキングする「インカトレイル」の存在を知り、コレダ!と思いました。
海外では、一生に一度はしたいことトップ10には入る、有名なトレッキング・ルートだそう。
私がインカトレイルに参加しようと思ったのは、以下の理由から。
- 日常にちょっと疲れて冒険がしたい
- 数時間程度のマチュピチュ遺跡見学だけではもったいない
- 数あるインカの遺跡を巡りインカ文明につかれる
- アンデスの山々を4日もトレッキングできる
- キャンプ場でご馳走が食べられる
- 標高4,200メートル地点も超えられる
- 案外、安い
- 一人でマチュピチュを訪れるよりかえって安全そう
マチュピチュ遺跡パスやクスコからの交通費、食費こみこみで4日間600〜700米ドル程度。
行かなくては損な気すらしてきます。
人気のあるツアーは、すぐに埋まってしまうとのこと。
また、1日の入域人数制限があるので、申し込みはできれば半年以上前がいいのだそう。北半球の混むし、雨季は避けたい、ということで4月に決定。
みなさんも、来年の5月のゴールデンウィークをねらうなら、年末年始から動き始めるのがよいかもしれませんね。
実際のインカトレイルの記録、ツアー・オペレーターの選び方や予約の仕方については、以下の記事もぜひご参考ください。
マチュピチュへインカ道3泊4日のたび
空中都市マチュピチュへ、インカの道をトレッキングしてきたよ①
空中都市マチュピチュへ、インカの道をトレッキングしてきたよ②
空中都市マチュピチュへ、インカの道をトレッキングしてきたよ③
空中都市マチュピチュへ、インカの道をトレッキングしてきたよ④
申し込みのしかた
現地ツアーに直接申し込む方法①
現地のツアー・オペレーターの選び方について
現地ツアーに直接申し込む方法②
やまびとの参加したリャマ・パス(Llyama Path)というオペレーターのレビュー
現地ツアーに直接申し込む方法③
日程の問い合わせとツアーへの申し込み方
準備をしよう
旅程の組み方
インカトレイルをくみあわせた日程の組み方
準備をしよう
インカトレイルに持って行くトレッキング用品のそろえ方
インカトレイルとは?

インカの遺跡を巡りながらマチュピチュを目指すインカトレイル
インカ道というと、インカ帝国が支配した土地と土地を結ぶ幹線道路で、今のキト(エクアドル)やサンティアゴ(チリ)にまで伸びていた長大なものだったそう。
このうち、マチュピチュへと続くルートをトレッキング用に整備したのが、インカトレイル。
インカトレイルにも数ルートありますが、もっとも一般的なものがクスコから82キロメートル(あるいは88キロメートル)地点から始まる「Km 82(Km 88)」。
4日から5日かけて歩くのが一般的。
他にも、サルカンタイ山を経由する難易度の高い7日間のコースや、104キロメートル地点から始める6時間コースなどもあります。
あまりに美しく人気のあるコースで観光客が押し寄せたため、山の景観を守るため、ペルー政府は1日の入域制限(500名)を設けました。現地ガイドを雇うことも、義務付けられています。
ベストシーズンは乾季の4月〜10月ですが、シーズン中は予約が困難なため、早め(できれば半年前)の予約がおすすめです。
(2月は整備のため入域できません。)
想像を絶するアンデスの景観が広がるインカトレイル
一般的な3泊4日のインカトレイルは、2日目に標高4,200の最高地点、デッドウィメンズ・パスを通過します。
4日間だいたい7時間程度歩き続ける、とありますが、これは写真を撮ってガイドの話を聞いて相当ゆっくり歩くとそれぐらいかと思います。
道はよく整備されて広く、難易度はとくに高くありませんし、年齢制限もありません。
(私が利用したオペレーターでは、2歳から78歳まで受け入れた経験があるとのこと)
ただ高山病にならないために、トレッキングの3日前にはクスコ入りするようにすれば問題はないかと思います。
1日目は標高2,720メートルのKm 82地点を出発。
16キロメートル歩いて、標高3,300メートル地点でテント泊。
2日目は12キロメートルですが、標高4,250メートルを超え、3,580メートルまで下り、また4,000メートルまで登る一番ハードな日になります。
3,600メートル地点でテント泊。
3日目は9キロメートルのみ。
3000以上の石段をひたすら下ります。
お昼にはすでに2,680メートルにあるテント場に到着、近くの遺跡にピストンします。
4日目は、早朝に起きてマチュピチュまでの5.5キロメートルをダッシュ。
マチュピチュ遺跡を午前中いっぱい見学し、午後には電車の出るマチュピチュ村までバス。
電車とバスを乗り継いで、夜8時ごろにクスコに帰り着きます。

インカトレイルでは山中に点在するインカ帝国当時の旅籠や集落の遺跡を訪れる

オペレーターが設置してくれるテントは快適

景観は地球のものと思えないほど美しい

食事は毎食豪勢
こうして4日目の朝にマチュピチュにゴールイン。
太陽の門から初めてマチュピチュの姿を目にした時は、感動しました。
ぜひマチュピチュ遺跡を山頂から一望できる、マチュピチュ山やワイナピチュ山にも登ってみてください。
雲間から太陽の光がもれ、マチュピチュ遺跡を照らした時は、その神々しさに圧倒されました。
まだ来年のゴールデンウィークの予定が決まっていない方、ご家族や友人と、あるいはソロでインカ道を歩いてみるのはいかがでしょう?
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