マチュピチュは日本から地球の裏側。
近くのクスコまで、飛行機もアメリカの空港をのりつぐ必要があり、飛行機で丸一日以上かかります。
せっかくそんな遠方におもむくのだから、周辺国や地域の数ある遺産や名だたる地形も見たい。
観光本のページをめくっていると、ウユニ湖やナスカの地上絵など、見たいものは次から次へとあらわれます。
しかし移動には時間がかかりますし、予算も限られています。
やまびとのススメ→テーマを決める
やまびとも、昔は1〜2日で街から街へ移動してしまうような、多忙な一人旅をよくしたものです。
効率よくたくさんの街を訪れることができる反面、旅が単調になってしまい、よくその地の文化や暮らしを堪能できなかったり、また忙しくてリラックスできないまま旅を終えてしまったり。
一人旅の醍醐味は、自分自身の心で世界を体験し、それをじっくりと考察できること。
考える暇もなく次から次へと目まぐるしく環境を変えるのは、やまびとには合っていない、と思い至ったのです。
今回も、さまざまな名所をリストアップして、いろいろと旅程に詰め込む衝動にかられました。
しかし、今回は「インカ文明」に焦点をあて、観るのはクスコ周辺とマチュピチュのみに。
そこで、よりインカの文明を体感するために、インカ道をいってみることにしたのです。
やまびとの旅程はシンプルにこんな感じ:
1日目 | 早朝:クスコ着、クスコ市内観光 |
2〜5日目 | クスコ近郊デイツアーに参加・乗馬 |
6〜9日目 | インカトレイル |
10日目 | やり残したことをする予備日 |
シンプルすぎて後悔したこと
- 最後の「予備日」を活用できなかった
インカトレイルで疲れているはずだから、次の日はのんびり市街を歩いて休養・・・とか思っていたのですが、クスコ市街は最初の4日間でもう堪能しつくしていたり。乗馬もう一回行きたいな、と思いつつ、予約しそびれ。もう1〜2日あれば、バスツアーで湖の向こうまで行けたのにね。 - やはりウユニ湖は見たかった
また来たければ行けばいいじゃん、と思っていたけれど・・・。今回のペルー旅行で、アンデスの山々の景観にすっかり魅せられてしまった私。またすぐ絶対ここに戻ってくるんだ!と強く思いましたが、実際帰国してみると実現できるのかは、将来エジプトに行くことくらい不確か。確かカンボジア訪れた時も同じこと考えたような。いくら日程をシンプルに、といっても、見るべきものを逃してはいけないと思います。みなさんは後悔がないように・・・。 - やっぱりバックパッカーすればよかった?
これは行ってみてからでないとわからないことですがー。現地の感覚がわかった今では、街から街へとバス移動を試みてもよかったと思います。バックパッカーにはとても旅しやすい地域ですね。
シンプルでよかったこと
- インカ文明とアンデスの魅力にどっぷりつかれた
まだその最盛期を見ずにして侵略によって潰れてしまったインカ文明。その文明の高度さは、知れば知るほど驚きにあふれています。アンデスの山々や遺跡の現実のものとは思えない景観をたっぷり味わえるデイツアーがいくつもあり、乗馬やトレッキングでじっくり体験できました。 - クスコ拠点でホテルは一つ
もっていく荷物で悩んだのが、サック1〜2個で行くバックパッカー・スタイルにするか、あるいはスーツケースをころがしていくか。トレッキング用のサックはもちろん持っていくにしても、中にはシェラフなど登山用具でいっぱいですし、盗難も心配。結局
『スーツケース + サックの入ったバッグ』
という、きわめてミニマリストらしからぬややかさばった格好になりましたが、ホテル移動がないので問題ありません。 - 移動がないので安心
治安が不安な国では、移動先の駅や空港からホテルまでの足が心配なところ。移動がなければ行きと帰りだけ気をつければよいことになります。インカトレイルに集中したい場合は、他のところではリスクを減らしたいですね。 - インカトレイルの前のクスコ滞在期間は必須だった
高山病になるかならないかは、行ってみないとわかりません。なにせ、3,000メートル以高で生活なんて普通の日本人はしたことがありません。私も昔カリフォルニアのホワイト・マウンテインで一泊した時はやたらと眠かったけど、乗鞍岳で一泊した時はなにも感じなかったな、だから大丈夫な気もするなあ、程度の心の準備しかできませんでした。そして到着2日目・・・発症。(コカ茶でみごと回復!)そういうわけで、インカトレイルを始める前2〜3日間は必ずクスコで体をならしましょう。
ホテルを予約
ホテルの予約ですが、私は最近はすべてBooking.comです。
Booking.com
このサービス(スマホアプリもあります。超便利)を最初に使ったときは本当に感動しました。
その理由を書きますと:
- 宿泊料はホテルで支払い・後払い
クレジットカードの登録もなく、予約できてしまうんです!他社サービスだとだいたい前払いで、旅程をなかなか柔軟に変更することができなかったのですが、このアプリのおかげでホテル探しもずいぶん気が楽になりました。(※クスコのホテルを予約した時は、確かキャンセル時のためにクレジットカードの登録が求められた気がします。でも宿泊料の支払いはチェックアウト時でしたよ。) - 他社サービスには掲載されていない宿泊施設がたくさんある
クレジットカード決済が必要ないから、なんでしょうか?他のメイジャーな宿泊サイトでは見ることのなかった、現金のみ受け付けている小さな宿やバックパッカー向けのホステルなど、国内でも今まで知らなかった宿泊先が相当たくさんあります。自転車ツーリングなどで、その日の行き先のメドがたってからでも地図上で探せるすごさ! - ユーザーの評価もちゃんとある
見知らぬ外国の土地だと、ホテルのオンライン評価は私にとってとても大切。特に、清潔さと治安について、欧米人バックパッカーの感覚で素直な評価が読めるのは。この機能はBooking.comに限ったことではありませんが、優柔不断な私がアプリを開いたその場で決めるのに重要な機能です。
ちなみに私が宿泊したのは、Tierra Viva Cusco Centroというホテルです。
レビューにあるまんまのホテル。
市街地に近く(というより中にあり)、夜一人歩きをしても不安に感じることはありませんでした。近所にあるらしいディスコの音はうるさいかったです^^;
クリーンで、スタッフはスーパー笑顔。朝6時台の早朝でも、空港まで無料で迎えに来てくれるというサービスも。
結局チップでタクシー代よりかかったけど、安心には変えられません。(このサービスはBooking.comの.genius会員用で、特別に先方に聞いてみる必要があったと思います。)
Wifiの速度は最低限な感じでしたかね。
朝食はオリエンタルでとてもいい感じでしたが、3泊以上するとさすがに飽きてしまったかも。
そういう意味で、数日だけ予約して、現地で探してもいいかもしれませんね。
航空券はExpedia(エクスペディア)で予約することが多いです。ホテルも一緒に予約すると格安になるーーーと見せかけて、実際比較してみるとなってないじゃん、というケースも多々あるので、そこはしっかり見てみましょう。
旅程が決まってホテルと旅行券を予約したら、次は旅の準備です。
インカトレイルに持って行くものは、マチュピチュへインカ道3泊4日のたび 準備するものにリストしてみましたのでご参考ください。
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